猟銃を所持しようとする場合、申請手続きの一環で身辺調査という調査があります。
この身辺調査は文字通り警察官の聞き込み調査で、警察官が近隣住民に自分(申請者)の事を聞いて回られます。
「警察がご近所の住民に自分の事を聞いて回る」と聞くと誰しもが心配になるのではないでしょうか。
そして大半の人が
「どんな事を聞かれるんだろう」
「誰のところに聞きに行くんだろう」
「仲の悪いご近所さんのところへ行かれたらどうしよう」
と不安になるかと思います。
そこで、そんな疑問や心配を解消するために警察の身辺調査について詳しく紹介していきます。
身辺調査では何が聞かれるの?
警察官による身辺調査で聞かれる内容は
などが一般的です。
そして気になる訪問理由ですが、警察は近隣住民に「○○(申請者)さんが猟銃の所持を申請しています」とはっきり明言されるそうです。
昔は猟銃を所持しているという情報を広めないために「猟銃の所持を申請している」とは明言しなかったそうです。
しかし、最近ではご近所のトラブルを避けるために調査に対して当たり障りのない回答が目立つようになり申請者の正しい情報が得られなくなってきたため、猟銃の所持を申請していると明言するようになったそうです。
猟銃を所持するという情報が広まってしまうのは避けたいところですが、かといって警察が事情聴取にきた理由を隠されると「警察が○○さんの事を聞きに来た。もしかたら犯罪者なんじゃ……」と変な噂も経ちかねません。
どっちもどっちといったところでしょうか。
身辺調査はどこに聞き込みに行くの?
警察官が身辺調査を行う上で問題なしと判断するには最低3件の証言が必要と言われています。
そして誰もが近隣住民と優良な関係を築けているとは限りません。
「となりの人と喧嘩していて、そこに身辺調査に行かれたら不利なことを言われそう」
「向かいに住む人はガラが悪くて猟銃を持っている事は絶対に知られたくない」
といった人もいるでしょう。
しかし、安心してください。
実は警察官が身辺調査を行う訪問先は自分で選ぶことができます。
すなわち自分が身辺調査に行ってほしくない所は回避することが可能なのです。
その上、地域によっては留守の時に訪問して無駄足になったという事を避けるために訪問日や訪問時間帯を決める事もできる場合があります。
ですので信頼のおけるご近所さんに
「私は猟銃の所持を申請していて近々警察が私の事を事情聴取しに来ると思います。申し訳ないがご協力お願いします」
と一言声をかけ、都合のいい日や家にいる時間帯などをあらかじめ聞いておきましょう。
ちなみに私の時は引っ越して一か月も経っていなかったため、近所には私の事をよく人間が誰一人おらず情報不足として判断基準を満たしませんでした。
この時は会社の上司、同僚、友人の電話番号2人分を聞かれ、電話での身辺調査が実施され、無事に所持許可が発行されています。
私のようなケースは稀だと思いますが近隣住民に知った人間がいなくとも一応、審査は通る仕組みとなっています。
ポイント
- 警察の調査内容は最初の面接と同じような内容
- 警察官の訪問先は自分で指定可能
- 訪問予定の近隣住民には事前に声をかけておくのがベスト
- 近隣に知り合いがいなくとも通過した事例はある
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