初心者猟銃等講習会(初心者講習)を受講しよう!

猟銃を所持しようとした時に、まず最初に行わなければいけないことは講習会を受講することです。

この初心者猟銃等講習会は通称「初心者講習」とよばれるもので猟銃所持を志す人にとって一番最初の難関となります。

ちなみに似たような講習に「経験者講習」というものがありますが、経験者講習はすでに猟銃所持を許可されている人が許可証の更新を行う際に受講する講習になりますので間違えないように注意しましょう。

初心者猟銃等講習会(初心者講習)の内容

初心者猟銃等講習会は申し込みを行った時に配布される「猟銃等取扱読本」を使って銃刀法に関する法律や猟銃の保管方法、運搬方法、銃の種類などを学習します。

講習会の時間は朝10時からはじまり、夕方の17時までかかりほぼ一日中講義をうけることとなります。

特に法律が関係する部分は日常生活では聞くことが無いような難しい単語がでてくるので注意が必要です。

また”講習会”という名前が付いていますが、この講習会はただ講義を受けるだけではなく最後の1時間は筆記試験が行われます。

この筆記試験はしっかりと学習しておかなければ合格することができず「講習修了証明書」を発行してもらえません。

ちなみに筆記試験に合格ができなければ日を改めて、もう一度、初心者猟銃等講習会を受講しなければなりません。

初心者猟銃等講習会の申し込み方法

初心者猟銃等講習会の申し込みの窓口は自分の住所地を管轄する警察署の生活安全課です。

開催頻度は都道府県によってまちまちで毎月開催される所もあれば半年に1回しか開催されない都道府県もあります。

初心者猟銃等講習会を受講するには希望する講習日の7日前までに警察署の生活安全課に届け出れば受講することができますが、開催頻度の少ない都道府県の場合は満員となって申し込めない場合があるので余裕をもって申し込みましょう。

開催日時については都道府県ごとの警察のホームページに掲載されていますので

「初心者猟銃等講習会 都道府県名」

で検索すると警察の猟銃等講習会開催のお知らせのページにたどり着くことができます。

まずは自分の住んでいる都道府県で次にいつ開催されるかをチェックしてくださいね。

初心者猟銃等講習会の費用と持ち物

申し込み時に必要な物

初心者猟銃等講習会の申し込みに必要なものは
・6,800円分の証紙
・写真(3.0センチ横の長さ2.4センチ)
・猟銃等講習受講申込書
の3種類です。

証紙については警察署内で発行していますので現金を持っていくだけで大丈夫です。

写真については事前に用意しサイズにカットした物を持参しましょう。

そして最後の猟銃等講習受講申込書ですが、これも生活安全課で受け取ることができますが事前に内容を見たい人や家でゆっくり書いていきたいという人は下記のリンクからダウンロードしてください

※(内容は平成29年7月時点の物です)
様式第19号 猟銃等講習受講申込書(Word)
様式第19号 猟銃等講習受講申込書(PDF)

受講する時に必要な物

次に受講時の持ち物です。受講時に必要な物は
・猟銃等取扱読本(申込時に配布されます)
・猟銃等講習受講受付票(後日郵送されてきます)
・筆記用具(鉛筆、ボールペン、消しゴム等)
となっています。

特に最後に試験がありますので、ボールペンだけではなく鉛筆やシャーペンを必ず持っていきましょう。

申込時の注意点

最後になりましたが一番重要な点があります。

講習会を申し込んだときに、ほぼ確実に面接が実施されると思ってください。

そして、都道府県にもよりますが大抵の場合は圧迫面接です。

猟銃を所持しようと思った動機から始まり、自分の性格、借金の有無、趣味、結婚歴、犯罪歴など面接という名の取り調べが始まり、最終的には
「なんで猟銃なんて持つの。猟銃なんて日常生活でいらないでしょ?」
「お金がかかるよ。」
「平日に何度も休まないといけないよ」
「趣味なんて他にも色々あるでしょ」
といった「猟銃所持なんてやめとけ」と説得が始まることが多いです。

猟銃所持を志す人にとっては大きなお世話に聞こえるでしょう。

しかし、警察の立場からしてみれば会ったこともない人間がいきなり「猟銃を持ちたい」と言ってきているわけですから、その人物がまともな人物かどうかをある程度判別しなければいけません。

また軽い気持ちで申し込みに来た人を振るいにかけなければなりません。

この時に「お前(警察官)に関係ないだろ!早く手続きを進めろ!」なんて言ってしまったら性格に難有りとされてしまい、身辺調査の段階で不許可とされてしまう可能性があります。

嘘はつかず、嫌味は上手くかわし、そして「私は強い意志をもって猟銃所持に挑んでいる」という所をアピールしましょう。

まとめ

・初心者猟銃等講習会は一日仕事
・まずは警察のホームページで開催日を調べる
・講習会の最後に筆記試験があるので事前勉強が必要
・高確率で圧迫面接が実施される