最近はジビエ料理などが有名になり、狩猟に興味を持つ方も少しづつ増えてきているように感じます。
しかし、日本国内で狩猟を行うには狩猟免許が必要になります。
この狩猟免許の費用は「猟銃許可証や狩猟免許の取得費用やクレー射撃は1回いくら?」でも大まかに紹介しましたが、だいたい10,000円~40,000円ぐらいです。
取得できる金額にかなり幅がありますが、その理由は狩猟免許は全部で4種類あり1種類ごとに試験を受験する必要があるためです。
それではさっそく狩猟免許にかかる費用の詳細について見ていきましょう。
狩猟免許を取るために必要な費用
狩猟免許を取得しようと考えた時に費用が発生するタイミングは全部で2種類。
それは「狩猟免許試験の受験料」と「猟友会講習会の受講料」です。
狩猟免許試験の受験料
狩猟免許を獲得するには試験を受験しなければなりません。
ただ、最初にも少し触れましたが狩猟免許には4種類の免許が存在し、その4種類とはそれぞれ
となっています。
そして狩猟免許試験の受験料は5,400円ですが免許の種類ごとに5,400円の費用が発生します。
仮に「わなで捕まえた動物を猟銃で仕留める」という狩猟方法の場合は「わな猟免許」と「第一種猟銃免許」の二種類が必要となるので10,800円の費用が発生することとなります。
また、狩猟免許試験を受験するには医師が発行する診断書と住民票がが必要になりますので、受験料に加えて診断書代が必要となります。
診断書を発行する目的で病院にかかった場合は健康保険が使えませんので診察料が約2,700円、診断書代が約5,000円(病院による)程度かかります。
住民票は市役所で発行され、費用は300円となっています。
費用名 | 必要金額 |
【網猟免許】 | 5,400円 |
【わな猟免許】 | 5,400円 |
【第一種銃猟免許】 | 5,400円 |
【第二種銃猟免許】 | 5,400円 |
【診断書】 | 7,700円 |
(診察料:2,700円) | |
(診断書:5,000円) | |
【住民票】 | 300円 |
猟友会講習会の受講料
次に猟友会講習会ですが、この講習会は各都道府県の猟友会が開催する講習会です。
この講習会では狩猟鳥獣や狩猟方法、狩猟時期、そして模擬銃を使った猟銃の取り扱いなどを詳しく教えてくれます。
ただ、猟友会講習会の受講は必須ではありません。
既に猟銃所持の許可が発行されており猟銃についての取り扱いが完璧で、その上で狩猟鳥獣や狩猟方法、狩猟期間などの知識を網羅していれば講習会を受講する必要はありません。
ただ、逆に猟銃に触れたことが無かったり、狩猟用のわなに触ったことが無い人、狩猟鳥獣について詳しくない人は受講することをお勧めします。
また網猟免許やわな猟免許を受講する人は猟銃の取り扱いについては試験項目に含まれていませんのでしっかりと狩猟読本を読み込めば猟友会講習会を受講しなくても合格することはできます。
ただ、この猟友会講習会は本当に丁寧に教えてくれます。
この猟友会講習会を受講すればほぼ100%合格できると言っても過言ではないので、一発で試験をパスしたい人は受講をお勧めします。
費用名 | 必要金額 |
【猟友会講習会】 | 約12,000円 |
必要経費一覧早見表
費用名 | 必要金額 |
【網猟免許】 | 5,400円 |
【わな猟免許】 | 5,400円 |
【第一種銃猟免許】 | 5,400円 |
【第二種銃猟免許】 | 5,400円 |
【診断書】 | 7,700円 |
(診察料:2,700円) | |
(診断書:5,000円) | |
【住民票】 | 300円 |
【猟友会講習会】 | 約12,000円 |
総合計 | 36200円 |
上記は網猟免許、わな猟免許、第一種猟銃免許をすべて取得した場合です。
なお、第一種猟銃免許の中に第二種猟銃免許の内容も含まれていますので第二種猟銃免許の費用については合算されていません。
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